イタリア・マルペンサ空港から、スイス・ボンドに入り
小屋まで明瞭なアプローチを約2h登ります。
小屋泊まりでもよかったのですが、
取り付きまで、近づいておきたかったので、
小屋から更に1h少々のところまで上がりテント泊。
良いテントサイトは、たくさんあります。
翌日は遅れて、7時出発。
明瞭な分岐を下り取り付きへ。大きな岩では近づくほどに
現在地の把握が難しいですが、今回は運よく取り付きに到着。
北西壁カシンルート 24P:5.8(体感)
ロングルートなので、4級程度まではコンテで登ります。
各ピッチのほとんどは、40~50mと長い。
ラインはルート図と少し違うところもありましたが、
基本的には、弱点を繫いだ自然なルートでした。
オリジナルは中間部分で、左に大きくトラバースしますが、
現在の左上するラインの方がより自然でした。
支点については、人気ルートだけあり、予想よりも多く、
用意したカムを半分程度しか使いませんでした。
中盤から、ペースを上げると子供たちも
苦しくなったようなので、ペースを落とす。
最後はナイトクライミングでした。
また、頂上小屋は満員で岩陰にてビバークとなりました。
外気6℃くらい? 風はそこそこ。
寒いが、寝れないわけではないほどでした。
(Tシャツ、ツナギ、ゴアカッパ、エマジェンシー寝袋)
下降は、リッジルートを下降しました。
うわさどおり長かったです。
終盤で左右にリッジが表れ、どちらか迷いますが
下降方向右が正解です。我々は左を行ってしまうが、
それでも古い支点を繫ぎなんとか下降。
下降当初から下降支点に100mロープをかけ
左右のロープで2人同時下降の方法を取りましたが
それでも標準タイムの7hでは下りれないと思いました。
更にその後小屋までの1.5hをくだる。
(持参:カム#1まで2セット 3、2×1)
(食料、コッヘル、ガス、エマ寝袋、100m×1、60m×1)
(ビレイ器各2、ヌンチャク×17、スリング超長1長3中5)
水6L 分岐前のテントサイトで水場あり。
無線機、カップスープ、ヘッデン、ニット帽、下降用手袋
飴、ロウソク、
※カムは、#3まで1セットで充分#0.5以下いりません。
マルペンサー → ボンド(3h)
ボンド → 小屋(2h)
小屋 → テント(1.5h)
テント → 取りつき(2h)
ルート → 12h
終了ー頂上 2h(ナイト)
下降 7h
(11,10)
下降後はミラノ観光。
※もう少し写真を掲載したかったのですが、ドロミテ山行の際
念のため別管理としていたSDカード入りの鞄が盗難にあい、
データを消失
大事には至りませんでしたが、十分お気を付けください。
フラ小屋過ぎて |
分岐後のトラバース |
北西壁 |
ミラノDUMO |