2017年7月27日木曜日

PIZ BADILE 北西壁カシンルート

ピッツバデレーを登りに、再びイタリアへ来ました。
イタリア・マルペンサ空港から、スイス・ボンドに入り
小屋まで明瞭なアプローチを約2h登ります。

小屋泊まりでもよかったのですが、
取り付きまで、近づいておきたかったので、
小屋から更に1h少々のところまで上がりテント泊。
良いテントサイトは、たくさんあります。

翌日は遅れて、7時出発。
明瞭な分岐を下り取り付きへ。大きな岩では近づくほどに
現在地の把握が難しいですが、今回は運よく取り付きに到着。

北西壁カシンルート 24P:5.8(体感)
ロングルートなので、4級程度まではコンテで登ります。
各ピッチのほとんどは、40~50mと長い。
ラインはルート図と少し違うところもありましたが、
基本的には、弱点を繫いだ自然なルートでした。
オリジナルは中間部分で、左に大きくトラバースしますが、
現在の左上するラインの方がより自然でした。
支点については、人気ルートだけあり、予想よりも多く、
用意したカムを半分程度しか使いませんでした。

中盤から、ペースを上げると子供たちも
苦しくなったようなので、ペースを落とす。
最後はナイトクライミングでした。
また、頂上小屋は満員で岩陰にてビバークとなりました。
外気6℃くらい? 風はそこそこ。
寒いが、寝れないわけではないほどでした。
(Tシャツ、ツナギ、ゴアカッパ、エマジェンシー寝袋)

下降は、リッジルートを下降しました。
うわさどおり長かったです。
終盤で左右にリッジが表れ、どちらか迷いますが
下降方向右が正解です。我々は左を行ってしまうが、
それでも古い支点を繫ぎなんとか下降。
下降当初から下降支点に100mロープをかけ
左右のロープで2人同時下降の方法を取りましたが
それでも標準タイムの7hでは下りれないと思いました。
更にその後小屋までの1.5hをくだる。

(持参:カム#1まで2セット 3、2×1)
(食料、コッヘル、ガス、エマ寝袋、100m×1、60m×1)
(ビレイ器各2、ヌンチャク×17、スリング超長1長3中5)
 水6L 分岐前のテントサイトで水場あり。
 無線機、カップスープ、ヘッデン、ニット帽、下降用手袋
 飴、ロウソク、
※カムは、#3まで1セットで充分#0.5以下いりません。

マルペンサー → ボンド(3h)
ボンド    → 小屋(2h)
小屋     → テント(1.5h) 
テント    → 取りつき(2h)
ルート    → 12h
終了ー頂上    2h(ナイト)
下降       7h
(11,10)

下降後はミラノ観光。

※もう少し写真を掲載したかったのですが、ドロミテ山行の際
 念のため別管理としていたSDカード入りの鞄が盗難にあい、
 データを消失
 大事には至りませんでしたが、十分お気を付けください。
フラ小屋過ぎて

分岐後のトラバース
北西壁
ミラノDUMO

2017年7月22日土曜日

●●岩 エレクトリック・レディーランド

前にも登ったことがあるのですが、
その時は、頂上直下でにゲリラ豪雨に合い
ルートの内容の割に、良い思いを残せなかったので
もう一度トライしてみることにしました。

アプローチは遠いですが、前回よりも体力が付いたのか
楽に上がれました。

ローケーション、内容ともやはり素晴らしいルートでした。
4P:5.9(体感)