2018年7月30日月曜日

グランドジョラス北壁

長く以前から、目標としてきたルート
グランドジョラス北壁
挑戦するには大分かかってしまったが、
スタートラインにたどり着きました。

シャモニーよりモノレールに乗り
モンタベールの最終駅駅へ
駅周辺は、レストランもあり、
町からのトレッキング、もしくは
駅から氷河に降りて散策する基地となるので
物凄く人が多い。
駅からレショ小屋を目指すが、想像していたものより、かなり遠い。
小屋まで3~4時間を考えていたが、荷物のせいか6時間以上かかる。
氷河の左右どちら側に道を取るかで、だいぶ時間が変わるようです。
右が正解。我々は、左よりを行きました。

レショ小屋へは高低差300mの急なハシゴを上る
(この旅で、一番恐怖を感じた。)
レショ小屋で1泊(2500m)

次の日の10時を過ぎて出発。
小屋の人からは、早く出ないといけないと急かされるが、
取りつきで、一泊するので特に急がない。
ハシゴを下り氷河に着いてからは右側を行くのが正解。
我々は、左。。。。
左側からだと、クレパスは多いし、急峻な雪壁を
登る必要がある
取りつきの雪洞で1泊(3000m)

携帯が通じるので翌日からの天気を調べると
残念なことに、2日後以降の天気が悪い方へシフトしている。
何とか好転することを期待もするが、翌朝の予報は変化なし
荷を軽くして1日で頂上近くまで到達するプランに切り替えるが、
10数ピッチを登ったところ(レビュファクラック手前)で、
目標のペースには及ばないことがわかり、
これ以上進むと、途中撤退は難しいと考え
下山決定。

良くあることのようだが、夕方から、天候が崩れることが多い
3日晴れが続いてくれるのは、なかなか難しいと思ので、
次回は、夕方から夜にかけての天候の崩れは想定内として
登れるような対策で準備したい。




















2018年7月29日日曜日

フランス・シャモニー ミディ南壁 

今年の夏は、シャモニーにて、クライミング。
最大の目標は、グランドジョラス北壁ですが、
手始めに、アプローチも手ごろなミディー南壁を
高所クライミング・トレーニングとして選択しました。

ロープウエイのミディー駅から、ミディーの南側を下ること40分
ピッケルは(以前来た時に必要ないと思い)なしでの下り。

ルートは、無難にレビュファルートを選びました。
取りつきは9時30分。
S時クラックを抜けた後のスラブに少々苦労しました。
後半3ピッチは本来、左にルートをとるのですが、
右に抜け(最後は10c程度)、展望デッキに懸垂
ちょうど5時間で終了。

高度が上がるごとに、息が切れるかと心配していましたが、
後半のピッチは、他パーティーに追いついたため
渋滞待ちもあり、比較的ゆっくり登れました。

高所順応としては、良い調整結果が得られたと思います。


2018年7月21日土曜日

富士山 高所トレーニング

夏の遠征のため、富士山にて高所トレーニング。
3週連続で、富士吉田口から富士登山へ。
1週目は、日帰り。
2・3週目は、山頂にて1泊。

1週目(山頂6℃)
8合目辺りから息が切れ始める。
山頂では、少し頭痛(2/10、5/10)がする程度。
軽量の荷物だということもあり、余裕をもっての下山。

2週目(山頂ー3℃)
登頂ペースとしては、1週目と変化なし
山頂で、頭痛(2/10、3/10)夜は結構寒い。

3週目(山頂0℃)
天候は雨。国内で経験しておこうということでトライ。
西風50m/sはある(台風以上)
夜中には晴れる。
山頂で、頭痛(1/10、2/10)だいぶ慣れてきたようだ。
高所というよりか、登高るペースを落とすと、
頭痛が出ないようだ。250m/1時間以上のペースだと
頭痛が出やすいような気がする。
結論:200m/1時間以上にならぬよう登高ペースをセーブ
するのが良いように感じた。
(1日800mで高度障害出るという資料もある?)

3週間の富士登山で、高度順応と、登高ペースを学習できた。
富士登山前に昔は高価でしたが、今では安く(2000円程度)
で手に入るオキシメーターを購入すべきだした。。。