2015年11月8日日曜日

小川山 蜘蛛の糸(11c)

そろそろ、小川山で登れる時期も終盤を迎えつつあるので、
今週末は、やり残した感じの蜘蛛の糸へ行きました。

気温のせいか、週末なのに駐車場も空いていたので、
入山者も少ないと思いきや、既に2パーティーが取り付こうとしています。
同じように考える人はあるようです。

しかし、先行するパーティーとシェアしていただけるということで、
まずはTRにてムーブを確認した後、リードにてトライ。
一回は、下部にて足を滑らせましたが、
その後RP。

核心部でのフィンガージャム、フットジャムをキッチリ効かせることと、
力任せではなく、なめらかにムーブを繋いでいくよう
注意することが肝心のようです。
それにしても岩はカリカリで、最高のコンディションであったのが
良い結果に繋がったのでしょう。

来年こそは、海外に行きたいのですが、
相方の調子が良くないので、焦らず考えたいと思います。

2015年9月19日土曜日

穂高 雲稜

シルバーウィークは、穂高に行ってきました。
剣か穂高か迷いましたが、手頃な穂高としました。

前日は、駐車場に23時に到着し車内で就寝。
初日は、8時頃の上高地行きのバスに乗り、約30分で上高地。
上高地からは、ブラブラと横尾を目指します。
途中の茶屋で、昼食や休憩をとり
横尾の橋を渡り30分で川に出会います。
とんでもなく冷たいその川を渡渉。
T4尾根取り着きに2時着。
そこからビバークするT4へ約2P+αを上り詰め、
T4にてツエルトを貼りビバーク。
T4は、大阪の1パーティーのみ。
夕時を談笑で楽しく過ごさせていただきました。
ただ、ツエルトの定員は3人だったので、
私はエマージェンシーシートのみでのビバークでした。
それでも、冷え込みも10度を切る程度で
命の危険を感じるほどではありませんでした・・・。

翌日は、4時起き、6時発。
懸垂での下降と、頂上に抜けるのと迷いましたが、
今回は、荷物をしょって頂上に抜けることにしました。

雲稜ルートは、3、4Pの人工が少し不安でしたが、
行ってみると、ピンの間隔は予想をはるかに超え短く。
アブミを使わずA0で十分なものでした。(大人は?)
上場秋晴れの中、とても良いクライミングが出来き、
子供に合わせたペースながら、12時には頂上に抜けることができ、
上々ではないかと思いました。

帰りのバスも、普段は17前に終了となるところ、
19時くらいまで営業しており、屏風の頂上から、
パノラマコース経由でゆっくりと帰路につくことが出来ました。
ただパノラマコースは途中ちょこちょこ脇道があり、
少々迷いました。やはりこういった大きな山での道迷いは
致命的なので、地図の携帯は必須だな・・・と感じました。

カッパ橋

とんでもなく冷たい渡渉

T4尾根取り着き


雲稜 1P

雲稜3P

初めてのA1もどき

6P
ワイルドなクラック&スラブ

7P

快適スラブ

2015年8月9日日曜日

小川山 エレクトリックレディーランド他

8月某日
連休となった週末を使い、小川山へ。
特に目標となるルートもなかったので、
以前より気になっていましたが、アプローチの遠さで
行く機会を見送っていた「エレクトリック・レディーランド」に行ってみました。

フェニックスの大岩から、右側の沢に入り約1時間30分
ひたすらにガレ場の沢をつめます。
左側に大きな岩頭が見えたら、その麓を
壁沿いに下降気味に左に巻き10分くらい
上り詰めると取り着きがあります。
アプローチとしては、最後の登り前に、壁沿いに左に巻くのが
ポイントでしょうか・・・これを迷うと登りすぎとなります。
きつい登りを経て取り着き敗退しては台無しです。

ルートとしては、前半2Pが各40mとスケールがあり、
私好みのワイルドなテイストです。
後半は、ちょっとしたワイドクラックが出てきますが、
難度もそこそこなので、登りやすく、素晴らしいルートでした。
ただ、頂上直下で、不運にも予報にない降雨があり、
くつろぐまもなく、急いで懸垂する羽目となりました。。。

キャンプ場0800→フェニックスの大岩0840→取り着き1015→
頂上1250→懸垂2回?→キャンプ場1500

2日目は、屋根岩2峰のセレクション
以前は、最後のトラバースを避け、直上しましたが、
今回は忠実にトレースしました。
フォローの子供達は、足を滑らせ怖かったみたいですが、
最後のクラックも登り切れたようです。
その後は蜘蛛の糸(11b/c)をトップロープで試し、
次回には登れる手応えを感じました。

他、そろそろキノコが沢山出てくる季節になり、
大量のイグチで夜食は楽しめました。
今年こそ、松茸に出会いたい物です。













セレクション
トラバース


蜘の糸

2015年6月14日日曜日

不動沢 屏風岩とトライアングルフェース

今回は、神奈川と静岡の方とザイルを組むこととなり、
一人は、クラックを初めたばかりなので、
練習も兼ねて屏風岩の不動沢同好会(10a)へ
クラックは、前日に雨だったこともあり
全体的に、湿っていました。

その後は、百獣の王(11c)をトライ。
強いムーブは特にないが、素直に直登するルートでなく、
ホールドを見失うことが、多々ありました。
今日は肩の痛みもあり、無理せず
ノンビリとしたクライミングとなりました。

2日目もクラックの練習ということで、引き続き屏風岩へ。
私は朝一で、百獣の王(11c)
次に、40m以上と長いJECCルート(11a)40mをトライ、
夜の雨で中間部で湿っぽく、半分の所で
隣のルートに捨てビナを掛け敗退決定。
とはいうものの、実際のところは、
上部がワイド部のための、4~6番を2セット+αの重さに
耐えきれずの敗退でした。。。いずれ又。

その後は、トライアングルフェースの長いスラブ(10d)へ。
グランドアップでのRCCボルトがしぶい好ルートでした。
2~3ピンは、グランドもありえる長いランナウト。
ビレーヤーの方もシビレた様です。。
時間の都合上1Pのみでしたが、
小川山にない素晴らしい☆☆☆大スラブでした。
私見ながら、安易にステンの支点に打ち替えないで
欲しいとも思いました。
因みに2P目は40m(10d)です。
百獣の王(11c)


JECCルート(11a)

長いスラブ(10d)

2015年5月31日日曜日

ミズガキ 調和の幻想 アストロドーム他

6月末から、シフト勤務となるようで、
谷川に引き続き、今週は続けてミズガキへ。

1日目は、調和の幻想(10a)へ。
以前登ったこともあるのですが、
印象的なルートだったので、再登してみました。
特に苦労するところもなかったのですが、
子供達は、よくフォローできたと思います。

2日目は、アストロドームとペガサス
今シーズン初の11台のクラック
アストロドームは、1登目で難しさに愕然。。

しかし、それは左のクラックのみに限定した
12台のルートだと教えられ。。
やる気も再びわき起こり、TRでムーブを探った後に
3便目でRP。
下部のシンハンド部分が、成人男性 の核心のようですが
手の小さい人には、バチ効きのようです。

ペガサスは、1P目10c、2P目10dで、
繋げて登りたかったのですが、
順番待ち等もあったので、
TRでみんな1Pを登ったのみで終了としました。
両ルートとも美しく良ルートでした。
アストロドーム(11a)



ペガサス 1P(10c)

2015年5月23日土曜日

谷川岳 中央稜登攀 中央カンテ下降

週末は、谷川岳へ行きました。
前日に駐車場に入り、出合いでテント泊
翌5時行動開始。

混雑を避けるため、早めの時期だと思っていたのですが
予想以上に雪渓の雪は少なく、締まっています。
もう少し早い時期でも良かったのかもしれません。
今回は面倒なアイゼンも付けることなく、
テールリッジに到着。

中央稜は、テールリッジから、直に取り着き、
よく迷う私には、ありがたいルートです。

ルートも明瞭で、特にトポも要りません。
ただ、2P目は、濡れたルンゼを避け
本来のルートより左側を登りました。
グレードは体感5.9~10a程度に感じました。
岩が脆い状態で、リードできたママには驚くばかり。

全8P?程度を登った後は、後続組もあったので
時間がかかるが、中央カンテを下降路とするため
烏帽子岩に向かって2P程度の尾根づたいの後、
烏帽子岩を右に巻きながら
少々の藪と脆い岩稜を3P分くらい行くと
懸垂下降支点に当たります。
そこからは、中央カンテに向って8回?程度のラッペルで
南陵テラスのトラバースに着きました。

出発5:00 取り着き6:30 登攀開始700
終了12:30 懸垂開始1430 取り着き1600
出合い1640

終始天気も安定しており、充実のアルパインでした。
長い1日でしたが難度は子供達にも問題なかったようです。
(9、8)






 


2015年5月3日日曜日

不動沢 GW 友ルート(10a)

GW後半は不動沢で初のマルチでした。

トラッドなルートが多い問いうっことなので
手頃なところで、○友ルートとしました。
千両岩も良かったのですが、
グレードが気になってこちらとしました。

1P 5.6 コケのルンゼ
2P 10a スラブ
3P 5.8 スラブ
4P 5.9+ フレークからチムニー
5P 10b スラブ
グレードは体感です。

特筆は、4Pのチムニーでした。
ワイド系は得意だったつもりですが、
沢山の荷物を担いでのリードだったためなのか、
思ったより狭く、奮闘的なチムニーでは、疲労困憊でした。

ただ、グランドアップのルートということもあり、不必要な支点がなく
適度にナチプロを使用しながら楽しめるルートでした。

次は、もう少しスッキリとしたルートを挑戦したいと思います。



2015年5月2日土曜日

GW 湯川 不動沢

GWは、湯川で家族そろってクラックの練習をしたました。
みんな登るので、最近は時間があれば
小さな講習会のようにしてみました。。

以前より気になっていた湯川のクラック。
イメージとしては、少し湿っぽく陰残な場所だと想像していたのですが
日当たりも良好で素晴らしいロケーションと、クラックの質でした。

湯川の3部作は、いずれも20m前後で、スケールがあり、
内容もそれぞれ特徴がありたのしめました。
内、10cの2課題をOS出来た分喜びは一入です。

中でもバンパイア(10c)は下部のシンハンド部分と
上部のハンドクラックが一様に質が高く素晴らしかったと思います。
子供達も教えた甲斐あり、クラックの要領が少しつかめたようです。

コークスクリュー(5.9)




















サイコキネシス(10c)

テレポーテーション (10d)

ジャミング練習の風景



バンパイア(10c)は
写真取っていませんでした・・・。



2015年4月14日火曜日

湯河原 幕岩

湯河原の幕岩3度目です。

スパイダーマン(12a)は触っただけでした。
ホールドは小さく、大変難しいルートでした。
TRであがるのがやっとでした。

幕岩は、色々なエリアがあるのですが、
私の好きなエリアは、クラシックな正面壁です。
スケールもあり、ワイルド感があるのが良いところです。

ただ古いルートは、グレードが2つ程度、辛目です。
お勧めは、ウッドマン(10b/c)、ロングラン(10d)
どちらも2から3ピッチ。
ムーブが多彩で、楽しめます。
支点が遠いですが、それも一興です。

ナンバー7スラブ
(10a)

一番長いのが
ロングラン(10d)です

2015年3月29日日曜日

黒岩 

群馬県の黒岩に行ってきました。
初のエリアで、巨大な安山岩のエリアです。

南面にはいくつかのマルチがあり、
北面には四つ星のエンドオブレインボー(12a)があります。

今回は手始めに、初級のマルチで遊びました。
と言っても古く開かれたルートは、
大スラブ右ルート(10a)を登りましたが
いずれもグレードが辛目です。
下部はよく登られているようで、支点も新しいですが、
上部は古いリングの古い支点ばかりでした。
ただし、内容はすばらしいものでした。
ここがあまり登られていないのには、残念です。

後はツル(11a)と数本の11台を登りました。
次回は、北面に行ってみようと思います。








2015年2月15日日曜日

芦安 カモシカルンゼ と トリコルネ

今日は、山梨の芦安にアイスクライミングに

以前予定していたが、行きそびれていたので
再びS氏他2名と都合が付いたため行ってきました。

取り着きまでは、桃の木温泉を過ぎて1km程度の場所に
車を止め、至極明瞭な道を歩いてカモシカルンゼまで45分、

1P;40mⅣ~Ⅳ+程度 2P;7mⅢ~Ⅲ+程度 
3P;15mⅣ+~Ⅴ-程度
トータル3Pで、氷も硬く良い状態でした。

カモシカルンゼの後は、アプローチを戻り
トリコルネへ。
トリコルネは、標高が若干下がってしまったためか
氷があまい状態でした。
35mⅣ~Ⅳ+程度

やはりアイスはまだまだ未熟なのか、怖さが先立ちます。
ただ、最近幾分経験値もついたのか、Ⅳ級+程度は、
自信を持ってリード出来るようになりました。
来シーズンは、スクリューをお借りしてばかりなので、、
幾分かでも道具をそろえたいと思います。。


カモシカ3P



















トリコルネ

2015年2月8日日曜日

聖人岩 貂が見ていた(11b)

今日は、久しぶりに聖人岩へ

近場の岩場も頻繁に行き過ぎて
少々あきてきていた。
石灰岩はあまり気がすすまなかったのだが、
聖人岩は、冬暖かいと、聞いていたので、
行ってみることにしました。

久しぶりの石灰岩は、10台でのアップのつもりが
テンションが入る。
その後、貂が見ていた(11b)をやるが、
やっとの事でRP。
暖かいので、又来よう。
そろそろシーズンも始まるので、しっかり目標を立てて
登っていこうと思う。

2015年1月24日土曜日

荒船山 相沢 名無しのアイス

冷え込みも強いので、引き続きS氏とアイスに行きました。
当初の芦安の計画を、仕事の都合で、日帰りの相野沢へ。

下調べが不十分だったか・・・、アプローチで迷う。
それでも、目印となる荒船山が見えていたので、
どうにか3時間掛けゲレンデへ。
出発も遅く、時間もなかったので、直ぐに登り始める。

大滝、エイプリルフールと他パーティーでいっぱいだったので、
名無しの滝としました。
Ⅳ級程度と見積もっていたのですが、
登ってみて、Ⅴ級-はある。

そもそも、今日の目標は、五級のリードだったので、
目的は達成できたが、恐ろしかった・・・・。

滝が長かったおかげで、支点をきめる際の体のこなし?
のコツがつかめたような気がします。

今年の終わりには、五級を安定してリード出来たらと思います。



2015年1月11日日曜日

ウメコバ沢 中央岩壁右岩稜

松木沢2日目は、ウメコバ沢(アイス)と、中央岩壁右岩稜に行きました。
ウメコバ沢は、黒沢より約30分掛けて奥の沢になります。
今日の計画は、ウメコバ沢をF4までつめた後、
最終となるF4の終了点付近の中央岩壁を登る計画です。

行程も長く、日も短いので、朝は5時30分出発。
F1,2は水が流れているため、右に巻き、
F3に到着。今日も滝は、良いコンディションのようで、
昨日よりスケールの大きいF3、F4、各40mを登る。
氷は硬めだが、弱点を繋げばさほど難しくもない。
(9時00頃終了)


F3













F4










その後は、中央岩壁を探しますが
なかなか見つかりません。。。
中央岩壁は、アイス用のトポと、滝のカウントが異なっていたため、
予想よりもはるか下方(F3下)にあることがわかりました。

岩稜取り着きは、11時20分と予定より2時間近く遅延したので、
急いで準備し、登攀開始。
所々雪も着いていてアイゼンも考えましたが、傾斜が増すにつれ、
積雪も少なくなるだろうと予想し、私は登山靴、
S氏はアイゼンでの登攀としました。

全6P、1P以外は各ピッチが40m近くと長い。(支点は、ほぼNP)
難度、高度感も適度で、楽しく登らせてもらいました。
頂上2時30分、下降は、フィックス伝いと、ラッペルにて
1時間程度で、取り着きに戻れました。
















下降中見えるのは、対岸の岩場。
次は、チャンピオン岩稜(写真中央 Ⅴ級?10P?)ですね~?。
松木沢は、日本のグランドキャニオンと言われるだけあり
岩頭が乱立、荒涼とし趣のある岩場でした。

2015年1月10日土曜日

松木沢 黒沢

1月10日は、松木沢行ってきました。
以前より行きたかったのですが、今回、やっとS氏と都合がつき
松木沢の中では、アイスの入門となる黒沢にしました。

















さすがに初めてとなるエリアは、胸高鳴ります。
公園駐車場に駐車し、ジャンダルムを眺めながら
1時間半で取り着き周辺に到着。
今回はテント泊なので、荷が重い。

黒沢の取り着きは、松木沢沿い左側にあり
至極明瞭、簡単で、迷うことはないものでした。

F1:ナメ滝にて各自ソロ
F2~F4:約30~40mのⅣ級に満たないアイス
全体的に傾斜も緩く、安心してスクリューを打ち、
気持ちよくF4まで登れました。
F3からF4は20分くらいの凍ったルンゼを歩きました。 

滝は、今年にはいって記録も少なく、
時期的に少し早い気もしたのですが、寒気の緩みもなかったので
しっかり凍っていました。
帰り際には、数パーティーがトップロープにて、楽しんでいたようです。


F1















F3












F4

2015年1月5日月曜日

幕岩と城山

1月3~5日は、静岡の幕岩と城山に行きました。
城山は2回目。 幕岩は初となります。
目標は、幕岩が11b以上のOSと、
城山10台後半マルチが、安定して登れること。

初日~2日目にかけては、幕岩。
初日は、茅ヶ崎ロック周辺で、3本の11b、cをトライしましたが
後一歩と言うところで、OSできず。がっくり。
2日目は正面壁に向かい、趣向を変えてNPにてクラックを練習しました。
今年は、是非11台のクラックを登ろうと思います。

岩は総じて暖かく、冬の定番というのが頷けます。
短いルートがほとんどですが、
正面壁には2P程度の高度感のあるルートもあり、
正面壁のグレード(特に長いルート)は辛目に感じました。

最終日は、城山で、三日月ハング、エキスカーション
付近のルートを難所を繋げて、2本登りました。
荷物を担いで登りましたが、何とか10台後半くらいは登れました。
平日と言うこともあり、取り付いているパーティーもごく僅かで
とても気持ちよく登ることが出来ました。
あと、ハンギングビレイしながらお茶TIMEをしてみたのですが
ギア、コップ等を落とさないよう、色々と工夫が必要だと言うことがわかりました。